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係争地とは? [政治]



訪中した鳩山由紀夫元首相が中国 政府高官に対し「尖閣諸島を係争地と認めることが大事だ」との考えを伝えたことで批判が相次いでいます。

ところで、係争地とはどういう意味なのでしょうか?

係争地とは?意味がよくわからない、なぜ係争地と発言してはいけないかよくわからない方もいらっしゃると思います。

今日はその辺を解説してみようと思います。

係争地とは?


まず係争を辞書で調べてみましょう。
三省堂 大辞林
けいそう ―さう 0 【係争/▼繋争】
(名)スル
当事者間で争うこと。特に、訴訟を起こして法廷で争うこと。
引用:係争とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書

「当事者間で争うこと」とあります。
尖閣諸島問題の当事者は日本と中国になります。
ということは、鳩山元首相の発言は、尖閣諸島問題は日本と中国で争うべきだということになります。
日本の安全は、自衛隊と日米安全保障条約によって守られていますが、
鳩山元首相の主張は、尖閣諸島問題に対してアメリカには支援してほしくないということになります。

また、近代になってからは国際法上、先に実効支配した方のものになるというルールが確立されています。先に発見した方のものになるというルールではないのです。

尖閣諸島の実効支配


Wikipediaによれば先に尖閣諸島を実行支配したのは、日本のようです。それまではそこで誰か人が生活しているということはありませんでした。
1885年 古賀辰四郎が尖閣諸島での事業展開のため沖縄県に借地契約を請求。
※この間、日本政府、沖縄県は尖閣諸島の所有権について調査
1893年 沖縄県知事・奈良原繁が国標を建てる事を国に要請。
※時期は確定できないが、このころ、古賀辰四郎による開拓が本格化。船着場や鰹節工場を建設。
1894年 朝鮮を巡る対立から日清戦争が勃発。
1895年 日本政府が尖閣諸島の沖縄県への編入を非公開の閣議で決定し、正式に日本領とした。しかし、この決定は尖閣諸島を今まで領土とした国がないことから周辺国には特に伝えられなかった。

但し、実際の歴史を遡れば、国際法によらず他国の国土を奪うことはよくあります。
歴史をそれほど遡らなくても、現代において中国の例があります。

1995年 フィリピンから米軍が撤退後、中国はフィリピンの領土である南沙諸島ミスチーフ礁に上陸し、建築物を建造した。

まとめ


「領土問題は存在しない」という日本政府の公式見解は、日本は尖閣諸島は自分の土地なので、入ってきたら怒るよということです。

鳩山元首相の主張は、尖閣諸島は誰の土地かわからないので、友愛(話し合い?)で解決しようということです。

私個人の意見としては、日本の国益を考えれば、日本政府の公式見解に賛成です。
「領土問題は存在しない」という態度でなければ、日本国土、日本国民の安全が脅かされます。

しかし理想論も持っています。
土地は地球のもの」 誰のものでもないということです。
人が土地を巡って争うのは愚かなことですね。

こちらは私オススメの本です↓↓↓
王道の日本、覇道の中国、火道の米国


自由地と自由貨幣による自然的経済秩序




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