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B787 JALでも火災 [最近の話題]



1月16日、高松空港に緊急着陸して話題になっているANA(全日空)のB787ですが、実は1月7日にJAL(日本航空)でも火災があったばかりでした。

1月7日のJAL火災では、出火当時整備中で、乗客と乗員が既に全員降りていて、整備士が機内に1人だけだったということ、また海外の空港(米マサチューセッツ州ボストンのローガン空港)での出来事だったことからでしょうか、あまり大きなニュースにはなっていなかったようです。

中型機としては航続距離が長く、需要があまり多くなく大型機では採算ベースに乗りにくい長距離航空路線で期待されてきたB787(ボーイング787型機)ですが、調べてみると今に始まったことではなく、過去多くのトラブルがありました。

以下、B787の過去のトラブルについてリストアップしてみます。

2013年1月16日 山口宇部発羽田行きANA B787機で煙と異臭、高松空港に緊急着陸(前方電気室)
2013年1月11日 宮崎空港で、離陸前のANA B787機でオイル漏れ(左エンジン)
2013年1月11日 羽田発松山行きANA B787機で窓にひび(操縦席)
2013年1月9日 羽田発山口宇部行きANA B787機でブレーキ不具合(左主脚)
2013年1月9日 米・ボストンのローガン国際空港で、離陸前のJAL B787機から燃料漏れ(左主翼)
2013年1月8日 米・ボストンのローガン国際空港で、駐機中のJAL B787機から出火(後方電気室)
2012年12月 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスとカタール航空が保有する787で電気系統に不具合
2012年9月5日 岡山空港を離陸するために滑走路に向かっていた羽田行きの全日空656便ボーイング787が、左エンジンから白煙が上がり欠航した。
2012年7月21日 全日空は21日、同社が11機保有する最新鋭旅客機ボーイング787のうち5機に、部品の不良からエンジンが故障する恐れがあり、使用を取りやめて改修すると発表
2012年2月22日 米航空機大手ボーイング「胴体に不具合が見つかった。機体の改修に取り組んでいる」と発表
2012年2月14日 山口宇部空港で、全日空(ANA)の最新鋭機・ボーイング787-8型機にエンジンの不具合を示すランプが点灯し、午前10時発羽田行き694便が欠航した。
2012年2月3日 山口宇部空港でスピードを制御する補助翼の不具合
2012年1月30日 羽田発NH203便は、飛行機を監視するためのソフトウェアに不具合があったため欠航
2012年1月26日 フランクフルト発のNH204便でフラップの不具合が見つかったため欠航
2011年11月6日 羽田発岡山行きの651便で着陸直前に主脚が出ないトラブル

こうしてみると、先日高松空港に緊急着陸したトラブルでは、バッテリーが原因と報道されていますが、バッテリーだけの問題ではなく、機体の各所でトラブルがあります。

航空会社各社でトラブルが発生しているので、整備の問題でもないですね。

B787の製造は、下請けを含めると世界で900社に及ぶ国際プロジェクトのため、やはりこのプロジェクトを統括した米ボーイング社に責任があると思います。

ボーイング社にはとにかく速く徹底した調査をしてほしいですね。
そして旅客機の運行が速く正常化することを願っています。

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タグ:B787 JAL 火災
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